画像ファイルの基礎知識

画像の種類とソフトウェア

ビットマップ画像

  • 色が割り当てられた点が集合して形成される画像
  • 画面の解像度に依存し、拡大・縮小すると画質が劣化してしまう
  • 一般的によく使われているデジタル画像
  • 写真など階調のある色表現に適している
  • ペイント系ソフト(Photoshop、ペイント、GIMPなど)で作成される

ベクトル画像

  • 複数の座標点とそれらを結ぶ線から形成される画像
  • 画面の解像度に依存しないので、拡大・縮小しても画像が劣化しない
  • 輪郭のはっきりした構成の画像表現に適している
  • 写真のような繊細な表現には向かない
  • 計算処理が複雑なため、ある程度の環境が必要
  • ドロー系ソフト(illustrator、FreeHand、Inkscapeなど)で作成される

カラーモード

RGB

  • (赤・緑・青)の三色を組み合わせて色の表現をする
  • ディスプレイ表示が目的の場合に使用する

CMYK

  • (シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)の四色を組み合わせて色の表現をする※ブラック=KEYTONE
  • 印刷が目的の場合に使用する

解像度

ppi(ピクセルパーインチ)

  • 画像の精細さを表す単位 この単位が大きいほど精細な画像
  • WEB用の画像は72ppi程度
  • 印刷用の画像は300~350ppi程度

1インチ=25.4mmに10ピクセル=10ppi

1インチ=25.4mmに20ピクセル=20ppi

画像ファイルの形式

WEBで使われる画像

  • gif(ジフ) 256色まで表現可能で、色数の少ないイラストに適している
  • jpg/jpeg(ジェイペグ)  約1670万色まで表現可能で、写真やグラデーションのあるイラストにおすすめ
  • png(ピング) フルカラー gifと似ていてより多くの色が表現可能
  • pdf アドビリーダー
  • swf フラッシュ
  • svg WEBアイコン等

印刷で使われる画像

  • psd Photoshop
  • ai illustrator
  • jpg/jpeg(ジェイペグ) 約1670万色まで表現可能で、写真やグラデーションのあるイラストにおすすめ
  • tif/tiff(ティフ)
  • eps 印刷用 高品質な印刷物に使用されている
  • pdf アドビリーダー

その他

  • bmp ビットマップ
  • pict Macintosh
  • raw(ロウ) カメラ、ネガ用

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